自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

隣人との対抗意識 その1

アメリカの家に住んでいると、変な対抗意識を感じることがある。アメリカで家を持つと、たいていは大きな庭がある。隣人たちも同じく大きな庭があり、彼らの庭とこちらの庭とで、どちらが美しいか、どちらがより手入れをしたり、よりユニークな庭造りをしているかなど、比べたくなる。
私が住むエリアの場合、家の前、後ろに、25mプールが何個も入るようなスペースを持つ庭を持つ家がたくさんある。そして思い思いに庭を綺麗にアレンジしている。ただ芝生が広がるだけの庭も美しいが、たいていはそれぞれにアレンジをしている。
例えば、木の根元や家の周りなどに花壇を植えたり、木や枝で作った高いゲートを作ったり、キャンプファイヤー用の焚き火スペースを作ったり、水が自動で流れ続ける滝や小川や池や風車を作ったり、ビニールハウスを作ったり、夜になると脇に電気が付く歩道を作ったり、フェアリーハウス(妖精の家)を作ったり、様々かつ大量の野菜や花を植えたり、巨大なプールやジャグジーを作ったり、テントやプライベートでくつろげるテラスデッキを造ったり、庭にTVを置いて見れるよう電気工事をしたり、数トンのロールを使って庭の凹凸を平らにしたり、砂利を敷いてアクセントをつけたり、公園顔負けのたくさんの遊具を置いたり、バーベキュースタンドを作ったり、ハンモックを置いたり、サウナ専用、カラオケバー専用の離れ小屋や第二第三のShed(ガレージ)を作ったり、子供用にバスケットボールやサッカーのゴールや、器械体操用のあん馬や平均台、平行棒や吊り輪を置いたり、スケートボード用のRamp(ハープパイプ)を置いたりと、庭の広さを利用して自由でより楽しい空間作りに精を出す家が多い。その2へ続く。