自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

日米若者の数の違い

久々に日本に帰ると、アメリカとの違いで感じるものの1つは、若者の数である。週末に、駅やレストラン、ショッピングモールに行っても、アメリカで感じるほど頻繁に子供を見かけなかった気がした。一回の外出で、子供を見る事ができるものの、おおかた大人である。その場所も、駅や店などの公共機関なら、子供もかなり見られると思うが、ちらほらだった。子供がおらず高齢者ばかりの住宅街もよく見かけた。アメリカではどこに行っても子供がいる、という程、もっと見かける気がしてならない。
そこで気になったので、国連の世界の推計人口データを見ると、2010年のアメリカで、10歳未満と10代でともに約2000万人、30歳代で約1900万人、40歳代で約2000万人、50歳代で約2200万人、60歳代で約1600万人と、どの年代も比較的バランスがよく分布している。
一方2012年の日本では、10歳未満の約420万人、10歳代で約580万人、20歳代で約620万人、30歳代で約780万人、40歳代では940万人になり、50歳代では約760万人と10年ごとにおよそ100万人ずつ人口が増え、60歳代の人口は約1000人以上いる。日本は対照的な右肩上がりである。
経済学者ではないが、年齢別人口に偏りがあると経済活動や社会施策、政治家の政策にも色々と都合不都合が生じると言われる。不足の人口には移民受入せよという世論もあるが、反対の世論も日本にはある。海外から見ると、日本の人口構成はかなり特徴的に映る。海外永住する者としても、日本に対して何かと気にかけている。いろいろな意味でぜひより元気な日本になって欲しいと思う。