自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカでタバコが吸える場所

アメリカでも喫煙者の肩身が狭くなっているが、アメリカ人はたいていどこでタバコを吸っているか書いてみる。
仕事中は屋外の喫煙所である。では仕事後、家ではどこで吸うかというと、かなりの人が外で吸う。家族に未成年者がいたり、吸わない人がいれば、喫煙者は当たり前のように外で吸う。一人暮らしや家族全員が喫煙者であれば家で吸う場合もあるが、その場合であっても外で吸う人をよく見かける。アパートで住む人は外で吸わねばならない。私も外で吸うが、何がつらいかというと大雨や猛吹雪でも外で吸わねばならないからだ。頭や肩に雪が積もるほどまでしてなぜ俺は吸うのかと、心まで寒くなりかねない。
タバコを吸いながらテレビを見たり、快適な部屋の中でくつろぐのは快適だろうが、最後にそれをしたのは相当昔の日本に住んでいた頃で、それ以来面倒臭くても外で吸う。吸いたくなれば自然と靴を履き外に出る癖がついている。周りの喫煙者も大半が同じく外で吸う。非喫煙者への考慮がずいぶん浸透した感がある。
現在はレストランやバーでもほぼ全面禁煙で、州や都市により、タバコに関する様々な異なった細かい規制がある。その市の公園は全面禁煙だったり、浜辺が全面禁煙だったり、バス停や建物の入り口から15フィート以内禁煙だったり、ある市ではそれが20フィートだったり。歩道でたばこを吸ったり、さらに街中で喫煙中立ち止まったら罰金刑がある都市もアメリカにはあると聞く。逆に公共の場所で自由に吸えるのは、私の住む周りでは一部のカジノで、喫煙者用のカジノエリアがあり、そこでは自由に吸える。それ以外は、灰皿のない場所は禁煙、と考えたほうがいいと思っている。