自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

トレーラーハウス

アメリカでは、トレーラーハウスという種類の家がある。普通の家との違いは、トレーラーハウスはその家ごと、ごっそりと引越しができる点だ。また、家の骨格や外装の品質などがやや劣ると言われる。しかし実際のところ、アメリカではトレーラーハウスをよく見かける。所有者の大半が将来家ごと引越しを考えているとは限らないが、人気の理由は安いからである。
地域や築年数などにもよるが、2LDKで数万ドル、つまり数百万円で家を買えることもある。品質が低いといわれるが、実際家に入ってみると普通の家と違いが分からないほどで、私個人の印象では問題なく快適に過ごせる。たいていトレーラーハウスは何十戸などと固まって建っており、その地主や管理者に土地代を、月数百ドル程度払う程度で済む地域も多い。私も以前トレーラハウスにしばらく住んでいた時期がある。中古であったが、2LDKプラス25mプール3個分ほどの庭と、物置小屋、駐車場2台分があったその家は、何と5000ドル、つまり約50万で買えた。そして土地代を月300ドル払うだけだった。それはNYの田舎で、以前の話であるが、家は自己所有であるので、家を持ちたいと思っていた私にとっては信じられない破格で家を購入をすることができたのである。