自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカのテレビで見られる日本のもの

アメリカのテレビで出てくる日本のものは何か?普段アメリカでテレビを見ていて目にする、日本関連のものを挙げて見ます。
アメリカで見るニュースでは、日本関連はほぼ皆無である。たまに地震のほか、トヨタやホンダなどの自動車産業関連のを目にする程度だ(まれに早食い世界一優勝の日本人や、日本のユニークな製品、技術の紹介なども目にするが頻度は低い)。逆の日本のニュースで見る、アメリカ関連ニュースからするとその頻度は大変対照的だ。また日本の首相が変わったり、総選挙などがあっても、アメリカのニュースにはもし出てもちょっとだけの程度だ。
スポーツではメジャーリーグを中心に、活躍した日本人のみ目にし、逆に日本のプロ野球で活躍する元メジャーリーガーのニュースなどはほとんどない。
アメリカの映画やテレビドラマは日本でよく放映されるが、一方アメリカでは日本映画、日本のテレビドラマはほぼ皆無だ。日本で流行っている歌なども皆無だ。
ただアニメは別で、日本のポケモンや、Naruto、ドラゴンボールZ、セーラームーンや、宮崎駿の映画などは、英語吹き替えで比較的よく見る。CMではプレイステーションやWiiなどのゲーム関連、またトヨタ、ホンダ、日産、スバルといった車関連のものはよく目にする。
その他には、忍者や寿司、侍、東京などの言葉も、どのジャンルの番組でも比較的出てくる。ニンジャミキサーというCMや、テレビドラマの主人公が寿司を食べたり、脇役で日本人が出てきたりする具合だ(俳優は日系二世か、韓国人中国人だったりすることもあるが)。
しかし日本関連としては、そんな程度しかテレビに出てこないので、一般アメリカ人が連想する日本・日本人とは、寿司とアニメと車とユニークな製品が好きで、地震が多い国に住んでいるという、良くも悪くも統一感のないよく分からないイメージを抱いている。私も日本人でなければ、アメリカのテレビメディアの影響で、日本に対し興味深いがミステリアスといった印象を持ってしまうだろうと思う。