自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカ人のメール

アメリカで仕事をしていると、電子メールに関して日本人とアメリカ人で異なる点を1つ感じる。
それは、多くのアメリカ人が送る電子メールは、日本人のよりも、ずっと端的で短い。人によるものの、よく見るパターンは、相手の名前やBest regards, などの文章の締め言葉や、自分の名前は書かず、言いたいことのみを一文で終わらせるメールだ。一文でなくとも、たいてい彼らのEメールは数行で終わる。中には端的すぎて、件名に言いたい一文のみ書き、本文は空白で送ってくるアメリカ人もよくいる。返信してくるメールも、OKと二文字だけのものや、10-4(了解の意)とだけのメールも、よく見る。何とそっけなくて、怒っているのかと思いかねないが、そうではない。結局余計になることは書かない彼らのやり方なのだ。
一方日本人からのEメールだと、同じ内容のメールを送っても、より長々としたメールを送ってきてくれる。これは一長一短あり、長ければ情報が多いため理解しやすく、後々使える情報もあり便利なこともあるが、実際のところ毎日相当数のメールをやり取りする場合は、長文を読むのは時間の無駄に感じることのほうが多い。
「分かりました」と一言ですむメールでも、背景や補足事項、回りくどい言い方など、結局は不要なことが書いてある場合も多く、日本人からのメールを読むのに面倒くささを感じることもある。
一方アメリカ人の短いメールだと、テンポよくメール処理できるが、簡潔すぎて詳細を確認するためにまたメールしたり、電話をしたりする手間が起こることもあるが。
アメリカで仕事をしていると、彼らの多くに歩調を合わすように、内容が分かれば短いほうがいいので、より簡潔に、すぐ返信するようにしている。
国際電話