アメリカの郵便配達員は、日本のようなバイクによるものではない。通常車で彼らは配達する。
またアメリカでは車は左ハンドルだが、こうした配達用の車は右ハンドルである。なぜかというと、まずアメリカでは車は右車線を走る。そして道沿いに連続して立ってある各家庭の郵便受けに、車を運転しながら直接配達物を入れられるようにするためだ。右側通行で右ハンドルだと、車から降りずとも連続して配達が出来る。同様に、清掃車なども右側のごみが見やすいなどの理由から、右ハンドルになっている。
では一般車も右ハンドルにすれば良いじゃないかと思うが、右側通行の左ハンドルは、それはそれなりにメリットもある。
交差点で左折をする際、直進する対向車を発見しやすい。これが右ハンドルであれば、交差点内で同じように左折待ちしている対向車が邪魔で、直進してくる対向車を見つけるためにかなり左へ突き出して確認する必要があり危ないだろう。
アメリカはフランスを見ならい、右側通行の左ハンドルになった、と言われるが、右側通行左ハンドルはそれなりに的を得た通行システムだ。