自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカのピザ配達

アメリカでのピザ配達は、日本でよく見る三輪バイクによる配達とは異なる。一般的にアメリカでのピザ配達は、車である。しかも普通の一般車で、タクシーのように車の屋根に、そのピザ屋の名前を記した小さな看板をつけているだけのパターンが多い。
今まで見てきたアメリカでのピザ配達の車は、たいていこ汚く、見るからに中古車で、配達者も私服が多く、ピザをポン、と助手席において音楽を爆音で流して配達、のようなパターンも多い。
配達料はピザ料金プラス数ドル上乗せされる場合が多く、注文から30分以上経って届けられなければタダ、などの割引はほとんどない。客からすれば、早くうまいピザが食べられれば、配達者の車や身なりはどうでもいい、といったところだ。
週末はこのピザ配達の車をあちこちでよく見かける。日本のそれよりもきっと多いと思う。金曜の夜、家で映画を見る際に、また週末に家族親戚、友人らを呼んで パーティーや誕生日パーティーを行う際など、週末や人が集まった時に食べるもの=ピザというほど、ピザを頼む人が大変多いからである。

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12時間単位で時間を言うアメリカ人

アメリカでは、時間は12時間表示である。ほとんどの人が12時間単位で時間を表現する。17時とか、22時とか24時間単位で時間を表現する人は滅多にいない。それを使用するのは、軍隊や輸送会社など一部で、一般人では日常生活ではほとんど用いない。
日本で暮らしていた頃は、24時間単位で表現した方が、朝の9時か夜の9時かの誤解がないため確実で便利であり、時々使っていたが、アメリカ人に対しても24時間単位で時間を告げると彼らは一瞬戸惑い、つまり9時ね?あなた軍人?などと聞き返してくる程だ。
いつの間にか12時間単位で時間を表現するのに慣れてしまい、今では日本の友人と電話などで話す際、24時間単位で時間を言われると、規律正しい軍人のようだな、と感じるようになっている。

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舌打ちを別の意味で用いるアメリカ人

アメリカ人と話をしていると、彼らは時々舌打ちをする。会話の最中にいきなりこちらに向かって舌打ちをしてくるものだから、初めの頃はびっくりし、何か怒っているのかと聞いたり、なんてやぶからぼうで無礼なんだと思ったものだ。
しかしアメリカ人が舌打ちするのは、考えている時にすることもある。思い出そうとする時や、判断を求められた時など、目を閉じたり上を向いたりする人がいるが、これと同じ様に舌打ちする人がいるのである。そういう時の舌打ちは怒っているからではない。思考回路を高めているようなものだが、紛らわしいのは確かだ。未だに目の前で舌打ちされると、相手は怒ってないと分かっていても一瞬心穏やかではない。それを真似しようとは思わないが。

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家の周りで銃声が聞こえるワケ

私の家の周りでは、ある時期特に秋になると銃声が聞こえる。それは、花火や爆竹の音ではない。射撃場によく行ったので銃声とそれ以外の音は分かるつもりだ。家の周辺のどこかで誰かが銃を発砲しているのである。
アメリカに移住し始めた頃は、なぜこんな田舎で?と銃声を周辺で聞く度不安になった。近所で殺人事件か、と家の全ての鍵を閉めかけた程だ。しかし聞くとそれは森で鹿や小動物を狩猟している、猟師による猟銃であった事が分かった。思えば知り合いも猟銃を持っており、休みの日に猟をしに行っている。
マンハッタンからカナダ国境まで北に数百キロあるが、市街地を通らず全て森をつたってカナダまで行けると揶揄される程、ニューヨーク北部は森が豊かである。私の家の周辺にも森林は多い。狩猟時期では、家の近くの狩猟可能の森の中で誰かが銃をぶっ放しているのである。

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アメリカのブラックフライデー

アメリカのブラックフライデーについて書いてみる。アメリカの祝日の1つ、サンクスギビングである感謝祭は毎年11月の第4木曜日であるが、その翌日の金曜日がブラックフライデーと呼ばれる。この金曜日は1年で一番の特売日で、服屋や雑貨屋、電気店、おもちゃ屋等で異常な程の安売りをする。そのため、開店前の朝早くから店の前に長蛇の列ができたり、中には数日前から並ぶという強者もいる。70%〜90%offのものも多く、目玉品として最新のPCが$20で売るところもある。開店と同時に大勢の人が店になだれ込むので、転倒者に死者が出たとニュースで出る程の店もある。
ちょうど時期的にクリスマスが近づいてくる頃でもあり、このブラックフライデーが最初で最大のクリスマスプレゼントを買う日として認知されている。アメリカではクリスマスプレゼントを1人に1個でなく何個もあげ、かつ親戚の親密度も比較的良い。そのため大量に買う必要があり、この日にまとめて買うのは最も効率的なのである。
プレゼント・ギフト

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アメリカのナンバープレート

アメリカの車のナンバープレートについて書いてみる。アメリカのナンバープレートは、日本のようにランダムのものと、カスタムで自分の好きな番号、文字にできるものと2種類ある。
州によって決まりは多少異なるが、全州のDMV(陸運局)でカスタムのプレートにする事が出来る。この追加料金は安い州では数十ドルででき、先に同じ文字での登録者がおらず、性的表現や差別表現など明らかに不適切なものでないなら通常誰でも行える。
NOT OJ(OJシンプソンでない、の意。おそらく運転者はよく似ているのだろう)や、IAMLATE(遅刻中)、H2O(水。私の義理の叔母のプレートでもある)、HAHAHAや、AOZORA(青空)など見かけた。車で走っていると、時々そういうギャグ的なナンバープレートを見れて楽しいものである。

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アメリカの床屋は顔剃りをするか?

日本にいた頃は、散髪屋に行くと顔も剃ってくれた。白いクリームを専用ブラシで泡立て、カミソリで顔全体を綺麗に剃ってくれた。
それを時々懐かしく思う。アメリカでは顔剃りをしてくれる床屋は滅多にないからだ。髪を切って終わりだ。顔剃りをしてくれるのは、古くからのオールドスタイルの一部の床屋だけだ。それは全体の1、2割ぐらいのような気がする。
頭を洗うのは、希望すればしてくれるのは日本と同じだが、やはりアメリカらしく髪を切ってもらったら代金とは別に20%のチップを払うのが普通だ。
追加料金もかからないし、数分でしてくれるので、髪だけでなく顔も剃ってくれるとさっぱりしてやはり気持ちの良いものだ。自分が小さい頃からそうしてもらってきたからかもしれないが。

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