自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカの古い家

アメリカでは、築100年以上の古い家は多い。
今も多くの人が住んでおり、そうした家はたいてい価値が高く、値段が高い。そういう歴史的価値がありそうな家々は、メインストリートや閑静な住宅街によく見られ、数億するものもよくある。
興味深いのは、同じ家族が子供、孫と代々に渡って同じ家に住み続けるよりは、所有者が亡くなると売られ、他人である新たな所有者に買われるケースが多い。近年では家のローンを払えず、フォークロージャー、いわゆる差し押さえられた抵当物件となり、所有者が代わるケースも多い。
またアメリカは広いので、人々は大学や勤務先などの都合で大変遠距離に住む事もよくある。東海岸出身者が西海岸の大学に行ったり、結婚や勤務先の都合のため出身地から何千キロと離れた場所に引っ越す事もよくある。そのためアメリカ人はかなり流動的であるので、家の所有者もどんどん変わる。子供の頃住んだ両親の家を相続しても、売られる事が多い。
所有者がよく代わるので、新たな所有者により家はどんどんリフォームされる。外装、内装、間取りが変わったり、 ペンキで壁の色が変わったり。今までもこれからも、家は様々な人々とともに過ごされて行く。