自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

アメリカの雑誌の特徴

アメリカの雑誌を読んでいて感じるのだが、それは日本の雑誌よりもシンプルである気がする。雑誌にもよるが、アメリカの雑誌の表紙には、雑誌名が左上にあり、モデルや写真か何かが中央にドン、とある。そして周りに特集記事等がちらほらと書かれている程度であるのがよくあるパターンである。つまり日本のに比べかなり空白(余白)のスペースがあり、シンプルですっきりしている感がある。
それに比べると日本のは、空白が見当たらないくらい、表紙に文字や様々な写真をぎっしり並べ、目一杯詰め込んでいるようだ。またはまるで目次が表紙にカラフルになって表わされているようで、表紙を見れば中身が大体どんなものか分かる。
美術館等に行くと、昔の古い雑誌等が展示されている。そこでは日本のもアメリカのも、どちらも同じくらいシンプルで、雑誌名とモデルと特集記事名のみの、余白があり過ぎの表紙ばかりだ。それは1960年位の雑誌だった。その流れをまだより残しているのが、アメリカの雑誌かもしれない。

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アメリカの寿司

アメリカで食べられる寿司と、日本のとは少し違う。カルフォルニアロールと呼ばれる、写真のような巻き寿司が一般的である。
この種の巻き寿司は、周りを海苔でくるんでいないのが特徴で、ご飯がむき出しで、時々ごまを散らしアボガド等でくるまれる事がある。
中身は、キュウリや卵、カニのほか、中にはアスパラガスやチーズ、アボガドが入っている事もあり、日本の寿司からすればユニークな組み合わせだ。かんぴょうやかまぼこ、しいたけ、高野豆腐と言った日本的なものは、アメリカでの巻き寿司では必ず見れるとは限らない。
にぎり寿司は、マグロ、ハマチ、いくら、エビなどはアメリカでも同じように見られるが、いか、たこはほとんど見ない。以前、たこのにぎりを食べた際、周りのアメリカ人達からEwww!と気持ち悪がられた。彼らの多くはいかたこは食べるものと考えていないからだ。
またアメリカ人の多くは、箸の使い方が得意でなく使いづらそうで、寿司は結局手づかみで食べる人が多く、わさびや醤油の量も日本人の感覚と違う。
適量を知らない人が多いようで、わさびの塊ごと口に入れて火を吹いたり、小皿の醤油にべちょべちょ寿司をつけ、米全体が茶色くなってから食べる人もよく見る。
また私の好きないなり寿司、そしてちらし寿司は滅多に見ない。そのため日本食スーパーで、すし太郎やいなりの包みを買い、自宅で食する環境にいる。

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アメリカの墓

アメリカの墓は、日本のとはずいぶん違う。昔の墓は、まるで板のように薄い長方形の石が多いが、近年で多いのは写真のように20センチ程のやや厚みがあり、上部にカーブがある墓だ。
そして裏面は何も書かれない。代わりに、表面には名前、誕生日、没日が書かれるほか、しばしば聖書からの引用や、故人が好きだった言葉、例えば映画からのセリフ等が彫られる。また日本のような戒名はない。
形は写真の他に、十字架、ハートマーク、天使の像等いろいろある。中には夫婦で存命中から夫婦用の墓を買う場合などもある。その分横長になり、彼らの名前を存命中から彫り、亡くなれば没後の日付を追加される形態もある。
お盆やお彼岸のような行事はなく、墓参りするタイミングは特にない。しかし多いのは命日に訪れるパターンで、殉死した軍人の場合は5月最終月曜日のメモリアルデーにも訪れる。
なお日本のように墓に水をかけたり、線香を焚いたり、お供えをしたりはせず、花を墓に置くのみが一般的だ。
私のように日本で育ち、アメリカに永住している場合、死んだら墓は日本の私の両親とともに半分、そしてここアメリカでは妻とその親族ら用に半分に、2つ置く事になるかもしれないと思っている。

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アメリカの飲食店で出される巨大グラス

アメリカのレストラン等飲食店では、出されるグラスがたいていとてもデカイ。それはビールの中ジョッキ程度である。
個人的にはこの大きいグラスが好きである。特に油こいものを食べる時は水をよく飲みたくなるが、200ml程度しかない小さいグラスだと、何度も継ぎ足したり店員を呼んだりせねばならないが、アメリカのこの大きいグラスであればそんな手間は不要だ。
同様に、アメリカのマクドナルド等のファーストフードでのLサイズのドリンクは、32オンスつまり約0.9キロだ。高さも20センチくらいあり、とにかくデカイ。
日本にいた頃は、小さいグラスであるのはそういうものなのだとして、何度も継ぎ足していたし、家でも割と小型のグラスを使っていた。しかし今では大きいのは何かと便利で、私の家のグラスは写真のと同じくらいか、もうすこし大きいものを使っている。つまりAmericanizedされた訳だ。
ルートビアー

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アメリカの古い家

アメリカでは、築100年以上の古い家は多い。
今も多くの人が住んでおり、そうした家はたいてい価値が高く、値段が高い。そういう歴史的価値がありそうな家々は、メインストリートや閑静な住宅街によく見られ、数億するものもよくある。
興味深いのは、同じ家族が子供、孫と代々に渡って同じ家に住み続けるよりは、所有者が亡くなると売られ、他人である新たな所有者に買われるケースが多い。近年では家のローンを払えず、フォークロージャー、いわゆる差し押さえられた抵当物件となり、所有者が代わるケースも多い。
またアメリカは広いので、人々は大学や勤務先などの都合で大変遠距離に住む事もよくある。東海岸出身者が西海岸の大学に行ったり、結婚や勤務先の都合のため出身地から何千キロと離れた場所に引っ越す事もよくある。そのためアメリカ人はかなり流動的であるので、家の所有者もどんどん変わる。子供の頃住んだ両親の家を相続しても、売られる事が多い。
所有者がよく代わるので、新たな所有者により家はどんどんリフォームされる。外装、内装、間取りが変わったり、 ペンキで壁の色が変わったり。今までもこれからも、家は様々な人々とともに過ごされて行く。

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ニューヨーク北部で見られる動物

ニューヨーク北部(ナイアガラの滝近辺)に住んでいて、周辺で見られる野生の動物を挙げてみる。
うさぎ、鹿、リス、きつね、七面鳥、ニワトリ、ビーバー、スカンク、たぬき、キツツキ、ハミングバード、ムササビ、雁、カモメなどは、しばしば見かける。
また農場も多く、そこでは牛、馬、ヤギ、羊等も見かける。
高速道路を走っていると、路肩に上記の死骸を見つける事もあり、大きな鹿が道路のすぐ脇の林から飛び出てくるとかなりびっくりする。
中でもリスやうさぎは見られる頻度が高く、リスは民家にある木で暮らし、うさぎは物置小屋や蔵の下に穴を掘って住んでいる事がある。写真のような子うさぎや子鹿を庭で見ると、ほのぼのする。

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