自然に囲まれたNY北部に住む日本人が、現地の習慣や価値観等、日本とのあらゆる違いを紹介します。アメリカ留学、移住、旅行等、アメリカに興味のある人向けです。

英語で宛名を書く際の違い

英語で封筒や手紙に宛名を書く際は、日本語で書くのと形式が異なる。まず横書きである事、差出人名とその住所を左上に書く事、そして送り先を中央に書く事、切手は右上に貼る事だ。
差出人の住所よりも、送り先のを大きく書くと見栄えがいい。日本語では、まず県、市、そして町名等と、まず大きなくくりから書くのに対し、英語で表記する際は全く逆である。例えば下記のようになる。
John Williams
123 South Road, Apt.1
Buffalo, NY 12345
USA
まず名前を名、姓の順で書くが、親しい人にはMr.やMrs.といった敬称は不要だ。夫婦に送る際は、姓のみをつけたMr. and Mrs. Williamsでいい。あまり親しくない人や形式張った場合の際は敬称を付けた方がいい。独身か既婚か分からない女性に送る際は、Ms.にしておくと無難だ。
改行後、名前の次は道番号になるが、その道番号の次に道名を書く。RoadはRd.に、StreetはSt.に、BoulevardはBlvd.に短縮して書いても構わない。またその宛先が一軒家でなくアパートやビルならば、コンマ後に、アパートメントのApt.の後に部屋番号を、ビルならRm.部屋番号等と書く。書くスペースがなければ次の行に書いてもいい。
改行後、市町村名を書き、コンマ後その州名を書く。NYのように全50州とも2文字の短縮形があるが、必ずそうする必要はない。右にまだ書けるスペースがあれば、郵便番号を書く。なければ次の行に。
そして改行後、最後にUSAをつける。海外からUSAに送るのでないなら不要である。
基本は、誰にでも分かるように書けば、短縮形やコンマ等問題ではない。Eメールだけでなく、海外の友人からこうした手書きの手紙が届くと、何とも嬉しいものである。
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